アジア若手国際法学者賞(DILA賞)


Sata Foundationは、毎年、アジアの若手国際法学者による最も優秀な国際法学論文に対し、 DILA賞(賞金$ 2,000、2011年にSata賞から改称)を授与することにより、 アジアにおける国際法の統治を引き続き推進しています。 受賞論文は、アジア国際法開発財団(DILA)[http://www.dilafoundation.org]の後援の下、 国際法のアジア年鑑に掲載されています。 アジア年鑑は、アジアにおける世界平和と国際的な法的秩序を支える国際法の展望について広く世界に伝えています。 このように、DILA賞は、Sata Foundationの使命の一部である、平和の価値と普遍的に認められた人権の尊重に対して 文化、宗教、信念の垣根を越えた全ての人々の間での理解を高めることを希求しています。


シンガポール国立大学のMatthew Seet博士は、 「中国における2年間の執行猶予付死刑判決:人道的執行猶予か残虐で非人道的、下劣な刑罰か?」と題する論文で、 2014年アジア年鑑でのDILA賞を受賞しました。


受賞年 受賞者及び受賞論文
2013年
フィリピン出身 Tom Temprosa教授
「法的合意の反映:フィリピン裁判所における国際法、1940〜2000年」
2012年
シンガポール国立大学 Jaclyn Neo教授
「人権の定着:マレーシア裁判所における二元論と解釈の緩和」
2011年
受賞なし
2010年
シンガポール国立大学法学部国際法学センター長 Prabhakar Singh氏
「なぜ憲法が国際法を逮捕するのか」
2009年
イラン出身 Ghanbari Amirhandeh氏
「非国家的存在に対する自衛権行使の考察」
2008年
受賞なし
2007年
中華人民共和国法政治学大学法学部講師 Zhu Lijiang氏
「アジア諸国の非国際武力紛争における戦争犯罪の概念への反対とその法的示唆」
2005年
共同受賞
スリランカ・コロンボ大学法学部 講師Naazima Kamardeen氏
「知的財産権の侵害:アジアの視点」
韓国・漢陽大学法学部 助教授 Jaemin Lee氏
「国際連合安全保障理事会と国際司法裁判所:協力、共存、共同参画」
2004年
インド、コルカタ・西ベンガル国立法学大学
LLB最終学年 Abraham Mohit氏
「国際的な拉致犯罪の慣習法:限界と境界」
2003年
タジキスタン出身、英国・エセックス大学
LL.M.学生 Takhmina Karimova氏
「1949年8月12日付戦争被害者保護のためのジュネーブ条約の共通第3条違反に対する国際任意管轄権」


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